【3分ニュース】Claude 3.7 Sonnetとは?特徴や料金体系、使い方などを詳しく解説!

著者: 仲山 隼人 (Hayato Nakayama) 25/03/10 17:07

<span id="hs_cos_wrapper_name" class="hs_cos_wrapper hs_cos_wrapper_meta_field hs_cos_wrapper_type_text" style="" data-hs-cos-general-type="meta_field" data-hs-cos-type="text" >【3分ニュース】Claude 3.7 Sonnetとは?特徴や料金体系、使い方などを詳しく解説!</span>

▶Claude 3.7 Sonnetとは

An illustration of Claude thinking step-by-step

出典:https://www.anthropic.com/news/claude-3-7-sonnet

Anthropicは2025年2月25日にClaudeの最新モデルClaude 3.7 Sonnetをリリースしました。高い処理速度と精度を兼ね備えたバランスの取れたモデル です。従来のClaudeシリーズと比較して、より自然な対話が可能になり、複雑なタスクへの対応が可能です。また、Claude 3.7 Sonnetは、安全性と倫理性にも配慮されており、誤情報の削減やユーザーの意図を的確に理解する能力が向上しています。

思考過程の可視化やハイブリット推論モデル、コーディング能力の強化などの特徴により、企業の業務効率化はもちろん、個人の生産性向上にも大きく貢献するでしょう。

▶Claude 3.7 Sonnetの特徴

拡張思考モードによるハイブリット推論

 
 
Claude 3.7 Sonnetでは、新たに拡張思考モード(Extended Reasoning Mode) が搭載され、より複雑な推論や長文の文脈理解、深い洞察を伴う分析が可能になりました。このモードは、特に高度な論理的思考を要するタスクや、大量の情報を統合して結論を導く作業に適しています。
 
自分の質問に合わせて拡張思考モードのON/OFFを切り替えることで、AIの思考の深さが変わるため、ハイブリット型の推論となっています。さらに思考の過程を質問者に見せてくれるので、AIの推論がどのように進んでおり、実際に誤っている箇所がないかどうかを直接確認することができます。
 

コーディングに強い「Claude Code」

 
 

Claude Codeは、Anthropicが開発したプログラミング向けの高度なAIモデル であり、コード生成・デバッグ・最適化 などの作業を支援することに特化しています。Claude 3.7 Sonnetにも搭載されており、エンジニアや開発者が直接AIにコーディングを委任することができます。

Claude Code のオンボーディングを示す画面

 

ベンチマークからわかる優位性

 
 
Claude 3.7 Sonnetは、従来のモデルと比較して大幅に性能が向上 しており、特に推論能力、コーディング能力 において強みを発揮しています。主要なベンチマークテストの結果を基に、その優位性を詳しく説明します。
 
まずは推論能力です。現実世界でのタスク遂行能力に焦点を当て、AIを多角的に評価するTAU-bench(Task-Agnostic Utility Benchmark)で Claude 3.7 Sonnetは全身モデルのみならず、Open AI o1にも勝るスコアを記録しています。

 

Claude 3.7 Sonnet が TAU ベンチの最先端であることを示す棒グラフ

次にコーディング能力です。実際のバグ修正やコード変更をどれだけ正確に行えるかを評価するSWE-bench Verified(Software Engineering Benchmark)でもClaude 3.7 Sonnetは他のAIモデルよりも高いスコアを記録しています。

Claude 3.7 Sonnet が SWE-bench Verified の最先端であることを示す棒グラフ

他にもあらゆる分野のベンチマークテストでも高いスコアを記録しているため、Claude 3.7 Sonnetがかなりの高性能であることが伺えます。

フロンティア推論モデルを比較したベンチマーク表

▶Claude 3.7 Sonnetの料金体系

Claude 3.7 Sonnetは無料で利用することもできますが利用回数に制限があります。Claudeの有料プランに加入することで制限を気にすることなく利用することができます。また、拡張思考モードはPro以上のプランに入らないと利用することができないのでご注意ください。料金は以下の通りです。

また、開発者向けにはAPI利用が可能で、以下の料金となっています。

▶Claude 3.7 Sonnetの使い方

 拡張思考モードを利用したいときは下の画像の「Extended」を選択することで思考モードを変更することができます。

 

▶まとめ

Claude 3.7 Sonnetは、拡張思考モードや高度な推論能力を搭載し、従来のモデルを超える高精度な応答を実現したAIです。SWE-benchやTAU-benchといったベンチマークでも優れた成績を収めており、ソフトウェア開発や実用的なタスク処理において高い実用性を証明しています。また、利用者のニーズに応じた柔軟な料金体系が用意されており、個人から企業まで幅広く活用できる点も魅力です。今後、さらなる技術革新によって、より高度なAI活用が期待されるClaude 3.7 Sonnetの進化に注目が集まっています。

 
 
 
 

出典:https://www.anthropic.com/news/claude-3-7-sonnet

トピック: OpenAI ニュース